竹下 健人さん

校友の誇り

思い立ったらすぐ行動、
やるならトコトンやる

俳優(ワタナベエンターテインメント所属)

竹下 健人さん

(2016年 経済学部卒)

2015年9月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」に当時4回生だった俳優・竹下健人さんが出演しました。朝ドラ初の幕末が舞台。激動の時代の大阪で、日本初の女子大学設立に尽力した実在の人物・広岡浅子をモデルとした物語です。

豪華な出演キャストも話題になる中、竹下さんが演じたのは、主人公が嫁ぐ大阪の両替商「加野屋」の使用人、弥七。「真面目だけどおっちょこちょいで、いつも走り回っている弥七は、見る人にくすっと笑いを起こし、場面のアクセントとなる役柄です」

大学入学と同時に芸能活動をスタートし、新人の登竜門ともいわれるNHK朝ドラに芸歴わずか4年で出演。「僕は本当に運がいい。ものすごいチャンスがやってくるぶん、プレッシャーもあるけれど、一つひとつ越えていくことが次のチャンスへとつながると思うとやる気がでてきます」

2015年6月から大阪のスタジオで収録がスタート。ドラマ出演が初めての竹下さんにとって、撮影現場は驚きの連続だったといいます。

「週1回の全出演者の台本の読み合わせでは、みんな台本を一切見ないんですよ!僕の台詞は少ないのですが、目の前に波瑠さん玉木宏さん、その横に風吹ジュンさんがいらっしゃるだけでも頭が真っ白(笑)。しかも弥七は大阪の商人なので、台詞はかつて商家で話されていた船場言葉です。僕がいつも話す大阪弁ともイントネーションが全然違います。また、撮影はストーリーの流れとは無関係に場面ごとにおこなわれるので、その都度、役の年齢も変わるので気持ちを切り替えるのに必死です。でも、撮影現場は最高に楽しく、楽屋でのコミュニケーションも活発だし、ベテランの制作スタッフさんの仕事ぶりや気遣いには、感動を覚えるほどでした」

竹下さんは、文字どおり飛びまわるほど忙しく、大阪での撮影が終わると神戸での舞台の稽古にラジオ収録、その合間を縫って深草キャンパスへ。「大学生活は演技のヒントが多いんですよ。マスコミ論の授業ではよく学生同士がディスカッションするのですが、僕とは異なる考え方や価値観を持った人がいるんだな、ということがよくわかってとても面白いです。いろんな感じ方を知ることは、いろんな生き方を演じるのに役立つだろうし、そういう視点で授業中も人間観察をしています」

芸能界入りするまでは、空手一筋。高校時代は全国大会に出場するほどの実力の持ち主で将来は空手師範、と思っていたそうですが、幼い頃からの仮面ライダーへの憧れを捨てきれず、高校卒業と同時にダメ元で受けた劇団Patchのオーディションに合格。演技の経験もなく、主役に抜擢された初舞台に体当たりで臨み、役者が本気でぶつかり合う舞台ならではのライブ感に取り憑かれたそうです。思い立ったらすぐ行動、そしてやるならトコトンやる。そんな素直な情熱が竹下さんの魅力です。

[広報誌「龍谷」80号より]

竹下 健人(たけした・けんと)

大学入学と同時に俳優としてスタート。卒業と同時に劇団Patchのオーディションに合格。2015年のNHK『あさが来た』で弥七役として活躍。出演作にはテレビ東京『石川五右衛門』、『ニッポンぶらり鉄道旅』、『羽生蓮太郎』などがある。


  • 校友の誇り一覧