勝田 順子さん

校友の誇り

どれだけ社会に寄与できるか、初心を忘れずに、着実にあゆんでいきたい

国際弁護士

勝田 順子さん

(2005年 法学部卒)

私は法学部の石塚伸一ゼミで、刑事政策を専攻していました。龍谷大学法科大学院が掲げる「市民のために働く法律家」養成の理念は、当時の学部でもゼミなどに反映されていて、弁護士という仕事の魅力に惹かれていきました。一方で、国際的な仕事をしたいという思いは以前からありました。その夢を一歩現実に近づけてくれたのが、龍谷大学での交換留学プログラムです。1年間、オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学で学ぶことができたのです。

留学中、ニューサウスウェールズ(NSW)州の法曹認定協会に、准法学士号取得のためのプログラムがあることを知ります。私が進みたい方向にピッタリ合っていたので迷いはありませんでした。2005年に龍谷大学を卒業後、3年間で准法学士号を取り、司法修習を経て、はれて2009年10月9日にNSW州の弁護士資格を取得することができました。弁護士資格の授与式はNSW州の最高裁判所で行われ、私の名前が判事に呼ばれて正式な認定を受けました。この日は、私にとって生涯忘れられない日になりました。

18世紀末に英国人が移住をはじめて以来、オーストラリアでは100年以上も前に女性の参政権を認め、その後も死刑の廃止や取り調べの可視化など、先進的な取り組みが行われてきました。伝統は他の国にはかないませんが、新しいものを試みる柔軟さには長けています。そんなオーストラリアで法律家として私はどれだけ社会に寄与できるか、初心を忘れずに、着実にあゆんでいきたいと思っています。

[校友会報71号より]

勝田 順子(かつだ・じゅんこ)

2005年に法学部法律学科を卒業。オーストラリアで3年間法律を学び、2009年にNSW州の弁護士資格を取得。国境を越え国際弁護士として活躍されている。

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